【とうとう私が、コロナった…①】〜病院編〜

とうとう私が、コロナった。
経緯はこう。

〜病院編〜

軽い喉の痛みがあり、近所の病院で薬を貰うため来院。
親子で経営している病院だが、今日は丁寧な息子さん先生の方だ。
先生からの誘導で、抗原検査をすることになった。
自分的には、検査までする必要はない…と思ったが、NOと言うタイミングを失ってしまった。

先生が、検査キットを用意し始める。
私は何度か検査をしてるので、落ち着いている。
鼻に棒をつっこむ。
心の中(今回長いゾ!痛すぎ!痛すぎるが動かず、平然を装いたい…、が、鼻の奥が痛い…(涙))
大人な対応をしたいが故、動かず、無表情で頑張ってしまった。

先生は、手慣れた手つきで検査キットに3滴垂らす。
液体が染みて、ラインが出てくる様子を、2人で仲良く見守る。
Tの文字の下のラインを通った瞬間に、赤いラインが現れた。

先生『陽性ですね!』
そう言いながら、カルテにソソクサと何やら書き始める。

私『えっ…、すぐ出るんですね?!陽性ですか(汗)』
秒殺で結果が出て、呆気にとられてしまった。

先生は、陽性患者への説明をし始める。
以前、長男がコロナにかかったので、説明を聞くのは2回目。
1回目の時は、長男がコロナにかかった事がショックで、目の前が真っ白状態だった。
今回もショックだったが、平然を装いたいが故、『できる患者』感を出して、聞いていた。
診察が終わり、先生にお礼を申し上げる。
診察室のドアを開ける時、自分の被っていた帽子を間接的に使い、直接手で触らないようにした。
自分が陽性者である事を受け入れ、周りへの配慮が出来ている事を、自然とアピっていた。
できる患者感が出でしまった瞬間だ…w
(できる患者感に、こだわっている自分って、なんなんだろう…w)

院内処方箋待ちで、外でひとりで待つ。
暖かい日差しとは裏腹に、重たい空気が流れる。
『はー…、コロナったか…。これから7日間、家族8人大変だぞ(涙)』と思いながら、ため息が出る。
以前の1回目は、すぐさま夫、お義母様、学校、保育園と緊急電話の連続だった。
今回2回目は、落ち着いた対応感を出したいが故、夫にラインだけ入れ帰宅。

帰り道、これからの苦難が頭をよぎりながらも、新たな修行が始まった事を噛みしめる。
自転車の足取りは遅いながらも、しっかり前を向いて進んでいた。

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